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# 心に残ったこの夏の光の点の集合

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毎年の猛暑覚悟のこの季節ですね。

節電運動の声が高らかに叫ばれる今日、いかがお過ごしでしょうか。

しかし、暑いですけど、そんなに酷くはないって感じるのは、
私だけでしょうか。って、まだ、8月ってラスボスが残ってますが(^_^;)

無理しないで、暑い日はクーラー付けて、水分補給って所ですね。

さて、映画の話しなんですが、心に刺さるように印象にのこった作品を見た。

まず、子供は面白くない映画かも知れない。

白黒の映画です。

私は、結構、見ます。ふる~~~い白黒作品。

アメリカのハリウッドはもちろん、ヨーロッパとかの作品も。

時代の空気を感じる事も、出来ますね。
ロシア(ソ連)の白黒映画のSFなんて、意外と力入ってて、面白いですよ。
って、世界中でプロパガンダに使われたりした映画ですもんね。

空気感あって当然ですね。でも、そんなの関係ない、
芸術的でエンタメな作品も、星の数ほどありますね。

今日、お話するのは日本の作品です。

沢山の名作って言われる作品があります。
世界的に有名なのも沢山ありますね。

白黒からテクニカラー辺り、日本映画の黄金時代があったとか。

さて、今から話す映画は、

「東京物語」です。

22

(1953年制作 日本では松竹配給 白黒作品)

1953年制作。小津安二郎 監督。

世界の映画評論家が集まって映画ベスト10を決める『SIGHT AND SOUND』
で5位に入っている。

因みに、映画監督が選ぶの巻では、羅生門・七人の侍が入っている。

評論家の選ぶ中で、東京物語が雨に歌えばよりランクが上なのが、
驚き。ってか、衝撃的におどろきです。

私、結構古い作品も見てるつもりだったのですが、
お恥ずかしながら、見てませんでした。

そして、見ました。東京物語。

まず、初めに言っとかなくてはならないのは「すばらしい」って事です。

私は、この作品をこの年令で見た偶然に、感謝します。
10代などでは、良さがわからなかっただろう。

ネットで、いろんな人のレビューを検索してみたら、
沢山ヒットしました。しかも、最近書かれた物も沢山ありました。

学校の授業で見た事ある人などは、退屈でしかたなかったのだが、
30代になって見直したら、びっくりするほど面白かったと書いてる人もいた。

簡単なストーリーは、

田舎に住む老夫婦が、息子・娘に会いに行く。
長男、長女は東京、次男の嫁も東京、三男が大阪に住んでいる。

次男は戦争で亡くなっている。

夫婦は、東京の息子達に広島(尾道)から会いに行く。そして……(ネタバレ回避)

 

私の印象を書きます。

多くの映画で、登場人物の行方などのストーリーを追って行くって感じですが、
この映画は、あの当時の典型的な家族の様子をのぞき見しているような、
そんな印象を受けました。

当たり前であるはずの事が、壊れ始める事は経験しますよね。

そんなさみしさ。

自分は「今」守るものもあり、時間もない

と言う「言い訳」。

歌の歌詞にもありますよね。

忙しい忙しいと、一体何に忙しかったんだろう……

墓に布団はかけれないって事でしょうかね~。

映画の中で、「ありがと」って言葉が印象的なんですが、
あの独特の言い回しは、広島弁なのでしょうか……

耳に残って離れません。

また、今と昔が垣間見れる。世代が変わる「力」と「さみしさ」。

今?いいぇ~、映画自体昔の話しですから、昔と大昔かな?
でも、まったくそう感じない。

形が変わっても、変らない物があるって、教えてくれているのかもしれない。

また、家族の中で、いちいち言わなくてもわかっている事、
いまさら家族には、照れくさくていちいち言わない事が、垣間見れる。

あの家族の中で、誰しも想い合っているのは、確実なのです。


でも、テレも入って、つい、あんな事こんな事って感じが、
とても良く表現されているなって、思いました。

だから、戦争で亡くなっている次男のお嫁さんの、あのやさしさ。
それは、他人だからこそ、そして、旦那を愛していたからこそ、
そして、当たり前の家族の絆だからこそ、その人の元々のやさしさ……

相まって、ダイレクトに優しさが表現できる。

そして、あの時代のいろいろな事がうかがい知れる。

まるで、サザエさんのように安心できる。

ドアを開けてから、「ごめんくださーい」とか、
マンション住まいでも、来客があったから、
ちょっと、お酒かしてっとか……

精密なまでの構成。テンポ。カメラワーク。
まさに、芸術的ですらあります。

また、当時の東京ロケのシーンでは、
戦争が終わってから、そんなに時間がたっていないのに、
物凄い復興をとげている。

これは、貴重な記録フィルムにもなるんだそうです。

ほんの少し前まで、焼け野原だったなんて、まったくわからないほど、
道路は整備され、ビルが立ち並んでいる。

はとバスのシーンや、ビルの屋上が観光名所になっているシーンで、
確認できる。

ただし、エレベーターが無いのか、外階段で登っていましたが(^_^;)

そこから、当時の東京の様子が写っています。

因みにバスガール(ガイド)の人が、東京の事を、大東京と言っています。

時代ですね(^_^;)

因みに、この映画は世界的な評価を受けています。

冒頭に書いた評論家が選ぶ映画ベストテンで5位になっているだけでなく、

BBC21世紀に残したい映画にも選ばれています。

作品として、ニューヨーク近代美術館にも収蔵されています。

この映画の原版のネガは火事で消失しているらしい。

しかし、16ミリのデュープ・ネガから複製したものがのこっており、
それで、今でも見れます。が、オリジナルマスタコピーではなく、
コピーのコピーなので、画質・音質は良くなかった。

しかし、2003年に、デジタルリマスターされた。

加えて今年の2011年。再びリマスター。

劇場公開や販売にくわえて、山田洋次監督が選んだ日本の名作映画100
に合わせて、NHKが松竹に全面協力。

公開当時を知る貴重な人の意見で、画面の明暗の調整、ノイズの除去、
手作業によるプリントやサウンドの修正を行った。

より公開当時の状態へと近づける事を目指した修復が行われている。

私がみたのは、この二回修正が行われたバージョンなので、
ほんとに綺麗な白黒で、サウンドも普通にいい感じでした。

画面が、ゆらゆらも、なかったよ(^O^)

とにかく、日本のみならず、世界的な評価が高いこの映画。

お国は違っても、相通ずる物が、感動を呼ぶのかも知れない。

案外、人間の本質なんて、変わらないのかもね。

この映画に映る人のほどんどが、すでにこの世にいない(当たり前ですが)
のですが、私も知っている日本がそこにあり、
文化はうけつがれているんだな~などと、子供のように思ってしまった。

この映画に出てくる小さい子供(長男の子供たち)が、
今、完全におじいちゃんになっているのかと思うと、不思議です、
当たり前だけど。

映画をみた事ある人なら、分かるとおもうけど、最後まで読んでいただいて、

と (尾道弁?を表現してみました)



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